ライフスタイルとクルマ

結婚前と結婚後で、クルマを買い替える人は多いでしょう。

独身時代は、赤のクーペを颯爽と運転していても、家族ができ子供が2人なんていう構成になると、落ち着いた色のワンボックスカーになる人が多いです。

あんなにツーシーターにこだわっていた人が、ガラリと嗜好が変わってファミリーカーの2列目にチャイルドシートを固定して、「今までは、デートだけにしか使っていなかったけれど、所帯を持つとクルマの使い道が変わるから」そんな言葉もよく耳にします。

笑顔で手を振って帰っていく様子を見ると、人にとって年齢と車のライフスタイルの関係は、かなり現実的で切実なものと言えます。

確かに結婚、出産、その後は年々成長していく子供。

毎年事に生活習慣がかわり、クルマの使い方も変わってくるものです。

しかしこだわりをあっさり捨てるのは、言われて久しい「父権の凋落」に他ならないでしょう。

まったくのスポーツカーならいざしらず、セダンにしろ、ワゴンにしろ、一般的なクルマのほとんどは、家族の人数をカバーできる乗車人数をもっています。

家族が増えたので収納が大きいミニバンに乗り替えたところで、そのメリットが見られるシーンが、いったいどのくらいあるでしょう?

カンタンに家族に迎合しては、自分の信念で選んだクルマを大切に乗り続けることを、子供に見せてあげてはどうですか。

大人の男というものを「背中を見せること」で教育することは、男のロマンです。

子供のためを思ってクルマを買い替えることに反対というだけでなく、様々なスタンスがあるということを表現するのも一つのライフスタイルでしょう。